コメックスと1971年に共同開発したダイバーズウォッチです。
ローレックス シードゥエラーが開発された当初は610mの深海でも
耐えられる設計になっていましたが、現在では1220mの深海で
使用可能となるくらいまで進化しています。
潜水調査専門会社のコメックスが深海での実験中に、ロレックス
サブマリーナの風防が破損するというトラブルに遭遇しました。
コメックスが、さらなる深海でも耐えられるようなダイバーズウォッチ
を要望したために設計されたのがロレックス シードゥエラーです。
ロレックス シードゥエラーには、深海での破損を防ぐためにサイクロップ
レンズが無いところがサブマリーナとの外見の大きな違いです。
また、ローレックス シードゥエラーにはヘリウムガスエスケープバルブ
という潜水で海底より浮上する際に、時計内部にたまったヘリウムガス
(飽和潜水の際に使用の人工エアの主成分)を外へ逃がすための穴が
ケースの横にあります。ヘリウムガスが時計内部にたまると、
浮上の際にケース内が高圧になり時計が破裂してしまうからです。