ロレックス エクスプローラーがロレックスのカタログに掲載され始めた
のは、1953年頃です。
ロレックス エクスプローラーは徹底した視認性の高さを追求した為、
カレンダー表示のないとてもシンプルなモデルとなっています。
しかし、このロレックス エクスプローラーはただ単にシンプルだった
だけではなく、高性能なムーブメントとそれをガードするオイスター
ケース、自然と目に入ってくるインデックスなどが正しい時を刻むに
相応しい実力を備えたモデルとなっています。
ロレックス エクスプローラーが登場したと思われる1953年は、偉大
なる登山家・エドモンドヒラリー卿が世界最高峰・エベレストに初登頂
した年として、多くの人々の記憶に刻まれている年です。
一説には、ヒラリー卿がエベレスト登頂時に使用していた時計が
ロレックス エクスプローラーであったといいます。
上記の説の真偽のほどは闇に包まれていますが、ロレックス社は
このヒラリー卿の偉業をロレックス エクスプローラーの宣伝材料として
有効に利用し、【探検家=ロレックス エクスプローラー】という
イメージを作り上げて来ました。
約20年後の1972年には、ロレックス エクスプローラーⅡを発表。
こちらのモデルは、探検家用の特殊なモデルとしてエクスプローラーⅠ
とは違い、24時間針で市場に姿を現しました。
このロレックス エクスプローラーⅡにも、エクスプローラーⅠと同様に
世界的な登山家・ラインホルト・メスナーの愛用品とのイメージ戦略を
展開しました。